Googleから、待望の新OS「
Android 4.0 (Ice Cream Sandwich)」が発表されました。
現行のAndroid OSは、スマートフォン向けの「Android 2.3(Gingerbread)」とタブレット向けの「Android 3.x(Honeycomb)」の2系統がありますが、「Android 4.0(Ice Cream Sandwich)」は、スマートフォンとタブレットの両方に対応し、かなり大幅なアップデートが施されています。
それでは、以下に主な機能をご紹介したいと思います。
画面が洗練され、より直感的な操作が可能になっています。又、高解像度画面に最適化された新しい書体の採用により、文字も読みやすくなっています。
システムバーに配置されたバーチャルボタンでにより、”戻る””ホーム””最近使ったアプリ”等の操作が可能です。
”最近使ったアプリ”では、サムネイルが表示され、簡単に各アプリケーションにアクセス可能。マルチタスキングも強化されています。
新しい”ホームスクリーンフォルダ”機能により、アプリのグループ化やアンインストール、プレインストールされたアプリの無効化等が簡単に行えます。
又、ホーム画面はカスタマイズ性も高く、豊富に取り揃えられたウィジェットも利用できます。
”ロック画面”ではアンロックすることなく様々な操作が可能になっており、カメラの使用や通知メッセージの確認、音楽を再生している際にはトラック操作やアルバムアートを見ること等ができ、かなり利便性が向上しています。
着信時は、応答したりアンロックすることなくメッセージを返信することが可能になりました。メッセージはあらかじめ登録されたリストからタップするだけで送信できます。
テキスト入力時のスペルチェック機能や、音声入力時の音声認識機能も大幅に向上しています。
データ通信量の管理機能も強化され、通信量の警告や制限を設定することも可能。従量制データプラン利用時も安心です。
コミュニケーションツールも充実しており、プロフィール情報を管理する『People App』、コンタクト情報を管理する『"Me" Profile』等が用意されています。
カメラ機能も強化されています。
撮影時の連続フォーカス、シャッターラグの無い露出、撮影間隔の短縮、安定したズーム、ビデオ撮影時のスナップショット等の機能を実装しています。
又、顔認識機能、タップフォーカス、パノラマ撮影機能も搭載しています。
撮影した画像は、簡単にメールやソーシャルネットワークを通じて共有することができます。
『Gallery app』により、撮影後画像の管理が可能。『Photo Editor』により、画像の回転や赤目補正等の様々な修正を施すことができます。
『Picture Gallery widget』を利用すれば、ホーム画面で写真を表示されることも可能です。
『Live Effect』を利用すれば、ビデオ撮影中にリアルタイムに映像に様々なエフェクトを掛けることが可能です。
この機能は、『Google Talk app』によるチャット中も利用できます。
又、ハードウェアボタンによる画面のスクリーンショット撮影機能も搭載しました。
その他、通信機能も強化されており、ウェブブラウジングやEメールの高速化や機能強化が図られています。
又、顔認証機能、NFC(Near Field Communication)を利用したデータ転送機能『Android Beam』、端末同士の直接通信によるデータ高速転送機能『Wi-Fi Direct』『Bluetooth HDP』等も実装しています。
かなり大幅な機能強化が図られていますね。
搭載端末第一弾は、サムスン製の「
GALAXY NEXUS SC-04D」。2011年11月にドコモから発売予定です。
『Android 4.0(Ice Cream Sandwich)』の詳細は、以下のサイトからご確認ください。(英文です。)
→
Introducing Android 4.0, Ice Cream Sandwich
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