ID DATA(アイ・オー・データ)から『Intel Wireless Display(WiDi)』規格に準拠した無線ディスプレイアダプター「WDA-X1」が登場しました。

以前にご紹介した「
無線 de エエ蔵 HDMI」や「
McTiVia(マックティビア)」に比べると安価な製品ですが、色々と制約も多くなっていますので、注意が必要です。
まず1番目の制約ですが、この製品の使用には『WiDi』規格に対応したパソコンが必要です。
条件としては以下のとおり。
・インテル® Core™ i3/i5/i7プロセッサー搭載(インテル® HDグラフィックス対応の機種)
・インテル® My WiFiテクノロジーに対応したインテル® Centrino®ワイヤレス・テクノロジー搭載
・インテル® ワイヤレス・ディスプレイ・ソフトウェアをプリインストール、またはインストール可能な環境
現時点で動作確認済みのモデルは以下のとおりです。
【NEC LaVieL】
LL970/DS、LL850/DSシリーズ(LL850/DS6R、LL850/DS6C、LL850/DS6W、LL850/DS6B)、LL770/DS、LL750/DSシリーズ(LL750/DS6R、LL750/DS6C、LL750/DS6W、LL750/DS6B)
【東芝 dynabook】
T551/58BWS、T551/58BBS
【富士通 LIFEBOOK】
AH77/C、AH56/C、SH76/C、PH74/C
(詳細は、
アイ・オー・データの製品ページをご参照下さい。)
続いて2番目の制約ですが、著作権保護コンテンツの表示はできず、市販のブルーレイディスクやDVDはサポートしないという点。
これは痛いですね・・・。
3番目の制約は、PCとHDMI機器間の表示の遅延が800ms程度ある点。
「WDA-X1」を使って大画面で3Dアクションゲームを楽しみたい!!という方は、考え直した方が良さそうです。
というわけで、こういった制約が気にならず、できるだけ安価でワイヤレスディスプレイを実現したいという方は一考の価値があるかもしれません。
ちなみに、「
McTiVia(マックティビア)」は、著作権保護コンテンツや市販のブルーレイディスク・DVDの表示には対応しますが、解像度が720p(1280×720ドット)になってしまう点に注意が必要。
「
無線 de エエ蔵 HDMI」は1080p(1920×1080ドット)に対応し、応答速度も1ms以下と非常に高性能ですが、26,800円というちょっと高価な価格設定がネックですかね。
でも、どうせ買うなら「
無線 de エエ蔵 HDMI」がおススメかな・・・。
「WDA-X1」製品ページ - アイ・オー・データ
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